「チョコレートの健康効果は？」

「カカオポリフェノールって何？」

近年、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールの健康効果が注目を集めています。

カカオポリフェノールは、緑茶や赤ワイン、りんごなどの自然食品に含まれていますが、中でもより効率よく摂取できるのがチョコレートです。

チョコレートにはカカオポリフェノールが豊富に含まれており、様々な健康、美容効果が期待できるので、日々の食生活に上手に取り入れていきましょう。

今回はそんな、カカオポリフェノールの効果と摂取する際の注意点などを詳しくご紹介します。

カカオポリフェノールとは

そもそも、カカオポリフェノールとはどんな成分で、どんな効果があるのでしょうか？

まずはカカオポリフェノールとは何か、基礎知識から学んでいきましょう。

ポリフェノールの一種

カカオポリフェノールとは、チョコレートの主な原料である「カカオ豆」に含まれるポリフェノール類の総称です。

主にカテキン、エピカテキン、プロシアニジン類からなり、抗酸化作用が強く、老化や様々な疾病の一因とされる体内の活性酵素を除去する働きがあります。

また、動脈硬化予防をはじめとする様々な健康効果があることも、国内外の研究で分かっており、近年注目を集めている成分の一つです。

ポリフェノールは意外と自然食品から取るのは難しい

カカオポリフェノールは、自然食品から摂るのが意外と難しいため、素材を丸ごと使えるカカオ豆から摂るのがおすすめです。

中でもチョコレートやココアには、カカオポリフェノールが豊富に含まれているため、手軽に摂取できます。

チョコレートやココアに豊富に含まれている

■自然食品に含まれるカカオポリフェノール量（100gあたり）

・りんご 220mg

・チョコレート 840mg

・赤ワイン 180mg

・コーヒー 89.5mg

このように、カカオポリフェノールを含む自然食品の中でも、チョコレートにはより多くのカカオポリフェノールが含まれていることが分かります。　

チョコレートならおやつとしていつでも手軽に食べれますし、少量でも効率よくカカオポリフェノールを摂取できるので、健康や美容のためにも、チョコレートを食べる習慣をつけましょう。

効果

続いて、カカオポリフェノールを摂取することで得られる主な健康、美容効果をご紹介します。

美容効果

カカオポリフェノールには様々な美容効果が期待できます。

カカオポリフェノールを摂取することで、肌老化の要因となる活性酵素を除去してくれるので、肌のくすみやしわ、たるみの改善といったアンチエイジング効果が得られます。

さらに、肌の水分量増加やキメを整える効果もあります。

脳の活性化

また、カカオポリフェノールには、脳の栄養ともいわれる「BDNF」に働きかけ、認知機能を高める効果もあります。

認知機能が向上することで、記憶力のアップや認知症予防にも繋がるでしょう。

血圧低下　

カカオポリフェノールの抗酸化作用によって、血管がしなやかになるので、血流も改善します。

また、血管を広げる作用もあるため、血圧低下などの効果も期待できます。

動脈硬化予防

カカオポリフェノールには動脈硬化を予防する効果も期待できます。

動脈硬化を引き起こす主な原因はLDL（悪玉）コレステロールの酸化です。

カカオポリフェノールには、このLDLコレステロールの酸化を防ぐ抗酸化作用があるため、動脈硬化予防に繋がります。

老化防止

カカオポリフェノールには老化を防ぐ効果もあります。

カカオポリフェノールには老化の原因となる活性酵素の働きを抑制する効果があるため、肌を若々しく保ったり、血液をさらさらにしたりといった、エイジングケア効果が得られるのです。

こんな時に食べよう！

カカオポリフェノールは水溶性の成分なので、体内と一緒に吸収され、比較的短時間で効果が発揮されます。

ただし、その分持続性が低く、体内にとどめておくことが難しいため、効果を持続するためには、毎日少しずつこまめに食べましょう。

仕事や勉強の休憩時間

中でもおすすめの摂取タイミングは、仕事や勉強などの休憩時間です。

チョコレートに含まれる苦味成分のテオブロミンには、脳を刺激し、認知機能を高める効果があるため、仕事や勉強の休憩時間に食べることで、集中力アップが期待できます。

また、リラックス効果も得られるので、仕事や勉強の休憩時間などに食べるといいでしょう。

夜の晩酌に！

夜の晩酌のお供に食べるのもおすすめです。

高カカオチョコレートに含まれるテオブロミンには、自律神経を整える作用があるため、夜の晩酌や1日の終わりに食べることで、心を落ち着かせてリラックスさせる効果があります。

睡眠の質も高めてくれるので、夜の晩酌や寝る前に取り入れてみてください。

カカオを食べる際の注意点　　

健康や美容に良いとはいえ、食べすぎには注意が必要です。

続いてカカオポリフェノールを摂取する際の注意点を見ていきましょう。

食べ過ぎは注意！肥満の原因にも

チョコレートの中でも、カカオポリフェノールを多く含む高カカオチョコレートは、カカオの含有量が多い分、脂質も多くなります。

一般的なチョコレートの1.2倍〜1.5倍の脂質が含まれているため、食べすぎには注意が必要です。

高カカオチョコレートの場合、30gでおよそ180kcalもあるため、おやつとして食べる際は30g以内を目安にしましょう。

添加物はチェックしよう！

また、チョコレートを選ぶ際は添加物の有無もチェックしておきたいポイントの一つです。

特に気をつけておきたいのが、植物性油脂や乳化剤です。

これらの添加物は、保存性を高めたり口当たりを良くしたりするために使われていますが、アレルギー反応が出やすいといわれているため注意が必要です。

特に頭痛やじんましん、アトピーなどの不調が出やすい方は避けるようにしましょう。

カカオポリフェノールが入ったお菓子を食べよう

最後にカカオポリフェノールがたっぷりと含まれている、おすすめの高カカオチョコレートをご紹介します。

クーベルチュールチョコレート

今回ご紹介するのは、有機JAS認証の「クーベルチュールチョコレート」です。

アーモンド・いちじく・レーズン・マカダミアナッツの4種類をご用意しており、素材は全て有機JAS認証を取得しているので、健康を気遣う方にも安心してお召し上がりいただけます。

カカオ含有率も61％と高く、少量でもカカオポリフェノールを手軽に摂取できるところが魅力です。

・アーモンド：ビタミンEが豊富でしみ・シワ、老化の予防におすすめ

・いちじく：食物繊維とミネラルが豊富で、貧血予防などに効果的

・レーズン：強い抗酸化作用、活性酸素を無害化する働きがあるポリフェノールや便秘の予防などの食物繊維などが豊富

・マカダミアナッツ：ケニアで有機栽培されたマカデミアナッツは軽やかな食感と、クリーミーでコクがあるのが特徴。肌の保湿や炎症を抑える効果も。

アーモンド・いちじく・レーズン・マカダミアナッツそれぞれに、美容に嬉しい成分もたっぷり含まれており、程よい甘さで美味しく食べられるので、お好きなフレーバーを選んで見てください。

まとめ

今回は、カカオポリフェノールの効果と摂取する際の注意点などを詳しくご紹介しました。

カカオポリフェノールには、動脈硬化予防や脳の活性化、アンチエイジング効果など、多くの健康、美容効果が期待できます。

中でもチョコレートは、手軽に食べれて効率よくカカオポリフェノールを摂取できるおすすめ食品なので、食べ方や摂取量に気をつけながら、日々の食生活に上手に取り入れていきましょう。