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フェアトレードとエシカル消費の違い【わかりやすく解説】意味・認証マーク・監査基準など


フェアトレードとエシカル消費の違いを、SDGsについて詳しくない方にもわかりやすいように解説!

そもそもの意味や各承認マーク、監査基準なども掲載しているため、ぜひ理解を深めて意識的にエシカル消費を取り入れてみませんか?


「フェアトレード」や「エシカル消費」とは、SDGsに関連する取り組みのひとつで、私たち消費者が取り組むべき行動とされています。

日本人の健康志向が高まりつつあるなか、普段から自分や家族のためにオーガニック商品を購入している人が増えているのです。

実は、オーガニック商品を購入することも、エシカル消費につながっているのです。

この記事ではエシカル消費に深くかかわっている、フェアトレードも合わせて解説していきます。


「フェアトレード」と「エシカル消費」の違いは?

SDGsに関連する言葉としてある「フェアトレード」と「エシカル消費」ですが、いったいどのような関係があるのか、また違いについて解説します。

h3:消費と規範!考え方が違う

消費とは本来、欲求を満たすために商品やサービスを購入することを言いますが、「エシカル消費」は、欲求を満たすためではなく社会的な規範となるよう、論理的な消費行動を行うこと。

「フェアトレード」は公正・公平な取引を行うことで、立場の弱い生産者や労働者を助けるという取り組みを意味しているため、そもそもの考え方が全く異なるのです。

どちらもSDGsの取り組みのひとつ

フェアトレードとエシカル消費のどちらも、SDGsの取り組みのひとつです。

世界共通のSDGsには全部で17個のゴールがあり、フェアトレードは全てのゴールに直接的、間接的に関連し、エシカル消費は12ゴールに関連しています。

フェアトレードとは

そもそも「フェアトレード」とは、「公正・公平な貿易」という意味です。

みなさんは、商品を購入する時、その商品の背景にどのような人達が関わっているか考えたことがありますか?


低価格の商品の中には、発展途上国で生産者が不当な働き方をさせられた為に価格が抑えられているものもあります。そのようなことは、絶対にあってはならないことです。

フェアトレードはSDGsの中で、直接的にかかわる重要項目です。私たち消費者ができることは何か詳しく見ていきましょう。

意味|生産者を応援すること

フェアトレードとは、発展途上国で作られた農作物や製品をフェア(公正)な価格でトレード(取引)し、生産者の生活を支援する仕組みのことです。


私たちができる行動として、「フェアトレード商品を購入して応援する」という取り組みが最も良いとされています。。

スーパーやコンビニでも購入することができるため、コーヒー・チョコレート・紅茶・バナナなど、身近なフェアトレード商品を積極的に選んでみましょう!

認証ラベル|2種類

フェアトレード商品には、認証ラベルが付いています。

フェアトレード商品であるかを確認したい場合は、以下で紹介するラベルがついているかを見て購入しましょう。

代表的なラベルが2種類あるので、1つずつ紹介していきます。

1.製品等につけられる認証ラベル

製品等につけられる認証ラベルは「国際フェアトレード認証ラベル」といい、国際NPO(国際フェアトレードラベル機構:Faire Trade International)が定めた基準に基づいて選定されます。

原料から完成するまで、各工程で国際フェアトレード基準を満たしているので、「100パーセントフェアトレード」ということを証明できます。

主な対象商品は、コーヒー、カカオ、紅茶、果物です。


2.企業団体につけられる認証ラベル

企業団体につけられる認証ラベルは、フェアトレード団体を認証する「WFTOマーク」といいます。

WFTO(世界フェアトレード連盟:World Fare Trade Organization)とは、世界中のフェアトレード生産者団体が加盟している組織です。

WFTOのフェアトレード基準を満たした場合に認証を受けられ、「WFTOマーク」がついている場合、商品ラベルが付いてなくても、販売している商品は全てがフェアトレード商品ということになります。

監査基準|3つを定期的に調べる

フェアトレードの認証を受けるには、3つの監査基準があります。


ひとつめは、経済的基準です。

最低価格の設定や、継続的な取引の促進などの判定項目があります。

ふたつめは、社会的基準です。

安全な労働環境、児童労働・強制労働の禁止などがあります。

みっつめは、環境的基準です。

農薬・薬品の使用削減と適正使用、土壌・水源・生物多様性の保全などがあります。


国際フェアトレード機構によって定められた基準で、これらはフェアトレードに関係するすべての生産者や貿易業者によって定期的に見直されています。

エシカル消費とは

エシカル消費とは、直訳すると「倫理的な消費」を意味します。

法的な縛りがなく、社会をよりよくするために、人や社会、環境、地域に配慮した消費行動のことです。

SDGsの17ゴールのうち、ゴール12「つくる責任 つかう責任」に関連する取り組みとして注目されています。

意味|正しい消費選択をすること

エシカル消費とは、人や社会、環境、地域に配慮した商品を購入することです。消費者ひとりひとりが、正しい消費選択をすることで、世界のどこかで苦しんでいる人の手助けになり、世界を変える大きな力となります。

認証ラベル|8種類

エシカル消費に関係するラベルを紹介していきます。

みなさんが買い物をする際、ぜひこちらの内容を参考にして商品を選んでみてください。

1.MSC「海のエコラベル」

 MSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)が運営する認証ラベルです。

持続可能な方法で獲られた水産物を示しています。

2.国際フェアトレード認証ラベル

FLO(Fairtrade Labeling Organizations International:国際フェアトレードラベル機構)が認証するラベルです。

原料から完成品になるまで、各工程でフェアトレード基準が満たされている「100パーセントフェアトレード」を示しています。

3.FSC®認証

FSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)が運営する認証ラベルです。

適切な森林管理が行われている森林を資源としている商品を示しています。

主な商品は、トイレットペーパー、鉛筆、紙コップなどの紙製品です。

4.RSPO認証

RSPO(Roundtable on Sustainable Pa㏐ Oil:持続可能なパーム油のための円卓会議)が運営する認証ラベルです。

サプライチェーン認証を取得し、持続可能なパーム油が含まれている製品を示しています。

5.伝統マーク

伝統工芸品産業振興協会が運営する認証ラベルです。

経済産業大臣が指定した技法や原料で作られた伝統工芸品を示しています。

6.エコマーク

公益財団法人日本環境協会が運営する認証ラベルです。

ライフサイクルの全てにおいて環境負荷が少なく、環境保全に役立つ製品を示しています。

7.レインフォレスト・アライアンス認証

レインフォレスト・アライアンが運営する認証ラベルです。

持続可能な農業の基準を満たした農園産を原料とした製品を示し、フェアトレードと似た制度とされていますが、「レインフォレスト・アライアンス認証」は農業管理をメインとしています。

8.有機JASマーク

JAS(Japanese Agricultural Standards:日本農林規格)が運営する認証ラベル。

化学肥料や化学物質に頼らず生産された製品を示し、一般的に「有機」「オーガニック」と言われています。

監査基準|5つのメインカテゴリで評価

エシカルには法的な縛りがないので、5つの監査基準を設けて評価しています。


【5つの監査基準】

1.人への配慮

2.社会への配慮

3.環境への配慮

4.地域への配慮

5.生物多様性への配慮

【今日から始める】エシカル消費の具体例

ここまで、エシカル消費の意味について説明してきました。

私たち消費者は具体的に何をすればよいのか、すぐに始められる具体的なエシカル消費の行動を紹介していきます。

オーガニック製品を購入する

オーガニック製品はエシカルな考え方に共通する部分があり、商品を購入することでエシカル消費に繋がります。

身近に購入できる商品は、オーガニックコスメやオーガニックファッション、オーガニック食品など、自然派の製品が増えているため購入を検討してみましょう!

フェアトレード商品を購入する

低価格で販売されている商品の中には、発展途上国で不当に働かされている人がいるという点が問題視されています。

フェアトレード商品を購入することで、生産者の給与が正当に支払われ生活を支えることができます。

地産地消

地産地消は、その地域でとれた農林水産物をその地域内で流通の輪を広げることです。

流通のコストが減り生産者の収入が増える他に、移動時の排出ガスが減少し地球温暖化防止につながります。

消費行動を考え直す

これまで自分の欲求を満たすためにしてきた消費行動を考え直し、人や社会、地域環境に配慮したエシカルな消費行動を意識していきましょう。

有機素材にこだわったベジクラッカー

今回は有機素材にこだわった、 Wellness Tree(ウェルネスツリー)のベジクラッカーを紹介します。

SDGsの取り組みに配慮したこの商品は、原材料に規格外品の有機野菜、有機馬鈴薯でん粉、食塩を使用したシンプルなクラッカーです。

パリッとした食感が特徴的で、野菜の味がしっかり感じられます。


ラインナップはトマトバジル、オニオンハーブロースト、ニンジンラペ、スイートポテト、メープルパンプキンの5種類。

オーガニック、無添加のお菓子を探している方におすすめです。

 

 

まとめ

エシカル消費やフェアトレードは、私たち消費者がほんの少し意識して商品選択をすることで世界を大きく変える力となります。

日常生活にすぐ取り入れることができるので、社会的規範となるような消費行動を心がけてみましょう。