人工甘味料というと「体に悪い」「食べてはいけない」など、悪いイメージが定着していますよね。
実際、健康に気を遣う方は、添加物や人工甘味料などが含まれていない、無添加食品や自然食品などを取り入れる方も多いと思います。
とはいえ、実際に人工甘味料の何が悪いのか、人体にどんな影響を及ぼすのか、きちんと理解できていますか?
今回は、なぜ人工甘味料が体に悪いといわれているのか、人工甘味料が体に悪いといわれている理由と、人工甘味料の種類や特徴などを詳しくご紹介します。
人工甘味料とは?
まずは、人工甘味料とは何なのか、基礎知識から学んでいきましょう。
化学合成によって作られた甘味料で食品添加物のひとつ
そもそも、人工甘味料とは化学的に合成されて作られた甘味料のことで、「化学合成甘味料」または「合成甘味料」とも言われています。
甘味料は、本来食品に甘味を与える目的で使用される食品添加物のことで、人工甘味料と天然甘味料に分けられます。
その中でも化学合成によって人工的に作られたものが人工甘味料です。
人工甘味料には様々な種類があり、清涼飲料水やお菓子などの食品を中心に広く利用されています。
では、人工甘味料と天然甘味料は主に何が違うのでしょうか?
続いて、天然甘味料との違いを見ていきましょう。
天然甘味料との違い
天然甘味料は、植物の葉や果実に含まれる甘未成分を抽出して作られた甘味料のことです。
人工甘味料が天然甘味料と大きく違う点は、カロリーが0なのに甘さが天然甘味料の数百倍もあることです。
中には、数万倍以上の甘さを持つ人工甘味料もあります。
人工甘味料の種類と特徴
では、続いて、人工甘味料の種類とそれぞれの特徴を見てみましょう。
よく使用される人工甘味料
現在、日本で食品添加物として使用が許可されている人工甘味料は以下の6種類です。
・サッカリン
・アスパルテーム
・アセスルファムカリウム
・スクラロース
・ネオテーム
・アドバンテーム
それぞれの特徴は以下の表を参考にしてみてください。
特徴 |
砂糖と比較した場合の甘未度 |
|
サッカリン |
生成の際に出る不純物に発がん性が疑われている |
200~500倍 |
アスパルテーム |
フェニルケトン症の人のために表示が義務付けられている |
約200倍 |
アセスルファムカリウム |
加熱に強く多くの食品に使用されている |
約200倍 |
スクラロース |
分子構造が砂糖に近い |
約600倍 |
ネオテーム |
アスパルテームのネオとして2007年に認可 |
約10.000倍 |
アドバンテーム |
甘未が非常に強いのが特徴 |
約20.000倍 |
これらの人工甘味料の中でも、特によく使われているのが、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロースの3つです。
■アスパルテーム
アスパルテームは、アミノ酸とフェニルアラニンを結合して作られた人工甘味料で、苦味が少なくスッキリとした甘さが特徴で、甘味度は砂糖の200倍と言われています。
■アセスルファムK
アセスルファムKは、塩素安定剤とスルファミン酸、三酸化硫黄から合成される人工甘味料で、甘味度は砂糖の200倍と言われています。
他の人工甘味料と併用することで、砂糖に近い甘みを出せることから、組み合わせて使われることが多いようです。
■スクラロース
スクラロースは、砂糖を原料に一部が塩素に置き換えられた人工甘味料です。
甘味度は砂糖の約600倍もあり、砂糖に近いまろやかな甘さが特徴です。
これらの人工甘味料は、人体への悪影響も懸念されていますが、実はメリットも存在します。
■人工甘味料を使うメリット
・摂取カロリーを抑えられる
・食後の血糖値の上昇を抑えられる
・虫歯になりにくい
では、なぜ人工甘味料が体に悪いと言われているのか、続いて人体への影響やデメリットも見てみましょう。
腸内環境への悪影響
人工甘味料は腸内環境を悪化させる原因にもなります。
実際にラットの実験や、糖尿病患者の調査から、人工甘味料が腸内細菌のバランスを壊しているという結果も出ており、腸内環境への悪影響が懸念されています。
また、最近の研究では腸も甘みを感じることが明らかになっており、人工甘味料による甘さで、腸が糖分に対して本来とは違った判断をしてしまい、腸内環境を正しく整えられなくなってしまうとも言われています。
甘さへの依存が発生する
また、人工甘味料を摂り続けると甘さへの依存が起こりやすくなる点もデメリットの一つです。
脳が人工甘味料の甘さになれると、もっと甘いもので満足度を上げようと働きかけます。
さらに、人工甘味料はカロリーが少ないため、摂取しても脳から胃や腸に消化指令が出ません。
その結果、満足感が得られず「もっと食べたい」という欲求が出やすくなるので、食欲を増進させてしまいます。
糖代謝に影響を及ぼす
通常、甘いものを食べると血糖値が上がりますが、人工甘味料の場合、脳が混乱し「もっと食べなければ」と勘違いしてしまいます。
また、人工甘味料は、腸内細菌の変化を起こし血糖コントロールに影響を与える可能性や、腸で甘味を完治することにより糖代謝に影響を与える可能性もわかってきているので、単にカロリーが低いからといって安易に取り入れるのは危険です。
血糖値やインスリンには直接影響しないものの、味覚や腸による刺激により、糖代謝に影響を及ぼす可能性が危惧されているので、なるべく自然由来の天然甘味料を取り入れるようにしましょう。
なるべく自然の食物由来の天然甘味料を選ぼう
このように、人工甘味料にはメリットとデメリットがありますが、体への影響を考えるなら、やはり避けておきたいところです。
自然由来の天然甘味料なら、人体への害もなく、安心して取り入れられるので、なるべく天然甘味料が使われた食品や飲料を選ぶようにしましょう。
続いて、天然甘味料のメリットをご紹介します。
栄養価が高くビタミンミネラルが豊富
天然甘味料は、栄養価が高くビタミンやミネラルが豊富なところがメリットの一つです。
中でもはちみつや果物から摂取する果糖、メープルシロップなどは、ビタミンやミネラル、抗酸化物質といった多くの栄養を含んでいます。
これらの天然甘味料であれば、人体への害もなく、栄養も同時に摂取できるので、健康をより気遣うなら、はちみつなどの天然由来の甘味料が使われたものを選ぶようにしましょう。
虫歯になりにくい
また、天然甘味料の中でも、エリスリトールと呼ばれる甘味料は虫歯の原因となる菌の餌にならないので、虫歯予防にも効果的と言われています。
逆に、虫歯になりやすいとされる甘味料は、砂糖やグルコース、水あめなどなので、これらの甘味料が使われている食品はなるべく避けましょう。
■虫歯になりにくい甘味料
・エリスリトール
・マルチトール
・キシリトール
など。
毒性や発がん性もない
また、天然甘味料は毒性や発がん性がないところも安心できるポイントの一つです。
甘味料の使用でもっとも心配されるのは、発がん性で、過去にも発がん性が問題視されて使用が禁止になった人工甘味料があります。
天然甘味料なら、こういった毒性や発がん性の心配もないため、安心して摂取できるところが大きなメリットと言えるでしょう。
容器や包装の食品表示を確認しよう
人工甘味料は今やほとんどの食品に使われているので、避けたいなら商品を購入する前に容器や包装の食品表示を確認する必要があります。
特にお菓子類は人工甘味料が使われやすいので、必ず食品表示を確認しておきましょう。
ちなみに、添加物の表示は法令で義務付けられていますが、表示面積が小さかったり包装されていなかったりする食品もあるので、詳しく知りたいときは、製造元や販売元のホームページなどで確認してみてください。
人工甘味料不使用のプロテインバーは「SOY Concept」
最後に、人工甘味料不使用で安心して食べられる、おすすめ食品をご紹介します。
今回ご紹介するのは、大豆由来の良質なタンパク質で作られたソイプロテインバーの「SOY Concept」です。
「SOY Concept」のプロテインバーは、人工甘味料をはじめ保存料なども一切使われておらず、体に優しい成分のみで作られているので、健康を気遣う方でも安心して食べられます。
もちろん、小さなお子さんのおやつなどにも安心してあげられるので、安全性の高さでは自信をもっておすすめできる商品です。
また、大豆由来のタンパク質で作られており、タンパク質の含有率が37.8%~39.6%と高く、効率よくタンパク質を摂取できるところが魅力です。
ソイプロテインバーなので、タンパク質以外にも大豆イソフラボンや、ビタミン、ミネラルといった様々な栄養素も含まれており、ダイエットサポートや健康維持、普段のおやつや間食と様々なシーンで取り入れられます。
健康的なおやつや、添加物不使用の安全性の高いお菓子を取り入れたいという方は、ぜひ「SOY Concept」を試してみてはいかがでしょうか?
お得な定期便コースが続けやすくておすすめ
さらに、「SOY Concept」ではお得な定期便コースも用意されています。
定期便コースなら、1ヵ月~3ヵ月の配送頻度から選べて、毎月自動で届くので注文忘れの心配もありません。
また、会員登録すると15%OFFになる嬉しい特典も付いているので、継続して取り入れたいという方は、お得な定期便コースも検討してみてください。
まとめ
今回は、人工甘味料が体に悪いといわれている理由と、人工甘味料の種類や特徴などを詳しくご紹介しました。
人工甘味料には、太りにくい、虫歯になりにくいなどのメリットもありますが、腸内環境への影響や、甘味依存といった問題をはじめ、中には毒性や発がん性のある危険な人工甘味料もあるので、食品を選ぶ際には注意が必要です。
健康を思うなら、やはり避けるに越したことはないので、口にいれるものは、なるべく天然由来の甘味料が使われた食品を選ぶようにしましょう。