「引っ越し祝いや新築祝いにおすすめのプレゼントは?」
「引っ越し祝いの相場が知りたい!」
引っ越し祝いや、新築祝いは新居での新しい生活をスタートさせた友人や家族にお祝いの気持ちをこめて贈る大切なギフトです。
とはいえ、どんなものを贈ればいいのか、どんなものが喜ばれるのか、実際にプレゼントを選ぼうとしても「何がいいのか分からない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
また、引っ越し祝いや新築祝いには贈るタイミングや、適切な相場といった引っ越し祝い・新築祝いならではのマナーもあるので、ただプレゼントを渡せばいいというわけではありません。
そこで今回は、引っ越し祝い・新築祝いにおすすめのプレゼントや、引っ越し祝い・新築祝いのマナーと予算相場、お祝いの品には相応しくないNG商品などを詳しくご紹介します。
引っ越し祝い・新築祝いのマナー
まずは、引っ越し祝い・新築祝いのマナーを学んでいきましょう。
確実に覚えておきたいマナーは、
・贈るタイミング
・適切な金額
・プレゼントするもの
・熨斗の書き方
の4つです。
以下でそれぞれ詳しく見ていきましょう。
贈るタイミング
引っ越し祝いや新築祝いは、贈るタイミングがある程度決まっています。
一般的に、引っ越し・新築祝いは入居してから1~2ヵ月以内に贈るのがマナーなので、タイミングを間違えないようにしましょう。
特に入居直後は、荷ほどきなどの作業で忙しくなりがちなので、少し落ち着いた頃に贈るのがベストです。
ただし、会社の事務所や店舗の「移転祝い」の場合は、移転完了の前日から2週間以内に贈るのがマナーなので、覚えておきましょう。
金額相場
引っ越し・新築祝いで贈る品物の予算相場は、相手との関係性によって異なります。
■関係性別の予算相場
友人や知人 |
5,000円~1万円程度 |
兄弟や親戚 |
1~5万円程度 |
親から子供 |
5~10万円程度 |
友人や知人の引っ越し・新築祝いの予算相場は、5,000円~1万円程度となっているので、この金額の範囲内で選びましょう。
また、高額過ぎるプレゼントは、相手に気を遣わせてしまう上に、お返しで悩ませてしまう可能性が高いのでNGです。
プレゼントする物
プレゼントとして贈るものは、「物」か「現金」かという明確な決まりはないので、どちらでもOKです。
相手との関係性を考慮した上で、物を贈るか、現金として贈るか判断しましょう。
ちなみに「物」として贈る場合のメリット・デメリット、「現金」として贈る場合のメリット・デメリットを以下にまとめたので参考にしてみてください。
■「現金」として贈る場合のメリット
・引っ越し後は物入りなので、必要なものを買うことができる。
・自分の好みのものを購入できる
・お返しの目安が立てやすい。
■「現金」として贈る場合のデメリット
・相手が目上の人の場合、失礼だと捉えられる。
・友人の場合、気を遣わせてしまう
■「物」として贈る場合のメリット
・気持ちが伝わりやすい
・自分では普段買わないような物が貰える。
・思い出として残る
■「物」として贈る場合のデメリット
・趣味嗜好に合わないものだと使いにくい。
・不要なものや既に持っているものと被る可能性がある
特に贈る相手が友人の場合、現金だと気を遣わせてしまう可能性があるので品物として贈るのが無難です。
とはいえ、どちらもそれぞれにメリット・デメリットがあるので、それらを踏まえた上で関係性に合わせて選びましょう。
熨斗
引っ越し・新築祝いに使用する熨斗は、蝶結びの水引ののしを選ぶのがマナーです。
結婚祝いや快気祝いのように、結び切りの水引は選ばないように気を付けましょう。
■熨斗の選び方と書き方
水引の色は紅白、本数は5本結びを選びます。
熨斗の表には、新築祝いの場合は「祝御新築」「御新築御祝い」、引っ越し祝いの場合は「御引越御祝い」と書くのが一般的です。
また、送り主の名前を書く「名入れ」は連名の場合、年齢・職位が上の方を右から順に、とくに順位がない場合は、五十音順に右から書きましょう。
ご夫婦など、男女連名の場合は男性の名前を右側、女性の名前を左側に書くのがマナーです。
【贈る相手別】引越し祝い・新築祝いの金額相場
続いて、贈る相手別の引っ越し祝い・新築祝いの金額相場をご紹介します。
予算相場は、相手との関係性によって変わるので、相場に合ったものを贈るようにしましょう。
友人・会社の同僚
親しい友人や知人、会社の同僚へ個人で贈る場合は、5,000円~1万円程度が平均相場と言われています。
金額的に見て、現金として贈るよりも品物で贈ったほうが、相手も受け取りやすいので、どちらかというと品物がおすすめです。
また、新居お披露目時のおもてなしが返礼代わりとなるので、相手に気を使わせないように相場以上の高額なお祝いは避けるようにしましょう。
兄弟・姉妹・親戚
兄弟や姉妹、親戚に贈る場合は、1~3万円程度が平均相場となっています。
特に引っ越し時は物入りなので、兄弟や親戚であれば現金としてお祝いを贈るのもいいでしょう。
ただし、贈る相手が目上の方の場合は、現金で贈ると失礼にあたるので、相場に応じた品物を贈るのがおすすめです。
両親・義両親
両親や義両親へ贈る場合の平均相場は、やや高めの5~10万円となっています。
そのまま現金として贈るのもいいですが、金額が大きいだけに親子であっても気を遣わせてしまう可能性があるので、気になる場合はカタログギフトなどを贈るのがおすすめです。
カタログギフトなら、自分の好きなものや必要なものを選べますし、金額もはっきりと分からないので、気を遣わせる心配がありません。
子供
親から子供へ贈る場合も、平均相場は5~10万円となっています。
親から子供へ贈る場合であれば、特別気を遣うという心配はあまりないので、新生活の支援金や準備金として、現金で渡すのもいいでしょう。
孫
祖父母から孫へ贈る場合の平均相場は、1~10万円と言われているので、相場に結構な差があります。
「孫の喜ぶ顔が見たい」という思いから、ついつい多めに渡してしまうというおじいちゃん・おばあちゃんが多いことが、相場に差が開く理由の一つと考えられます。
ママ友
ママ友に贈る引っ越し・新築祝いの相場は、2,000円~3,000円となっています。
この金額だとお返しに気を遣わせる心配もないので、お付き合いの深さにもよりますが、高くても5,000円以内に抑えましょう。
贈る品物は、日用雑貨や消耗品など、実用性の高いアイテムがおすすめです。
「新築祝い」と「引越し祝い」の違い
「引っ越し祝い」と「新築祝い」は一見同じもののように捉えがちですが、実は似ているようで違います。
続いて、「引っ越し祝い」と「新築祝い」の違いを見てみましょう。
■「引っ越し祝い」とは?
新築ではない、中古の戸建てやマンションを購入したことお祝いするのが「引っ越し祝い」
■「新築祝い」とは?
戸建てやマンションに関わらず、新築の住宅を建てたり、購入したことをお祝いするのが「新築祝い」
このように、「引っ越し祝い」と「新築祝い」は異なるものなので、違いをきちんと理解しておきましょう。
引越し祝い・新築祝いのおすすめプレゼント
続いて、引っ越し祝い・新築祝いにおすすめのプレゼント4選をご紹介します。
プレゼント選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
お菓子・スイーツ
お祝い事のプレゼントとしては、定番中の定番である「お菓子・スイーツ」は、引っ越し・新築祝いでもおすすめです。
特に友人や知人、ママ友に贈るギフトには最適で値段も手頃なので、相手に気を遣わせる心配がなく、相手が遠慮なく受け取れるという点でも、お菓子・スイーツはイチ押しです。
ただし、お菓子を贈る場合は、賞味期限やアルコール、アレルギーの有無に気を付けないといけないので注意が必要です。
特に小さな子供さんがいるご家庭には、アルコール分を含まないお菓子を選ぶ、アレルギーの有無を確認してから選ぶようにしましょう。
カタログギフト
カタログギフトも、引っ越し祝いや新築祝いで喜ばれやすいプレゼントの一つです。
カタログギフトなら相手の好みが分からない場合でも贈りやすいですし、相手が欲しいものや必要なものを自分で選べるのでおすすめです。
メーカーや価格帯も様々で、種類も豊富なので、「現金で渡すのは気が引ける」「相手の好みや欲しいものが分からない」という場合は、カタログギフトを贈るといいでしょう。
生活雑貨
生活雑貨は実用性が高く、貰って困るものではないので、引っ越し・新築祝いには最適です。
タオルや食器などの日用品は万人受けしやすいですし、引っ越し・新築祝いの定番アイテムでもあるので、無難に行くなら生活雑貨のジャンルから選ぶのもアリです。
ただし、せっかくのお祝いなのでセレクトするならハイクラスなアイテムを選んであげましょう。
同じ食器やタオルでも、普段使っているものよりもワンランク上のものを選ぶと、より喜んでもらえるのでおすすめです。
花・ドライフラワー
お祝い事や贈り物に選ぶ商品としては定番中の定番である「お花」。
お花やドライフラワーも、新築祝い・引っ越し祝いにはおすすめです。
特にドライフラワーは、そのままインテリアとして新居に飾れるので、ドライフラワーのリースなどはイチ押しです。
ただし、引っ越し祝いに選ぶお花は、花びらや葉っぱが落ちて部屋が汚れやすいものは避けるようにしましょう。
また、小さなお子さんがいるご家庭やペットを飼っているご家庭に贈る場合は、花粉が舞いやすい・落ちやすい花は避けるのがポイントです。
引越し祝い・新築祝いでNGな物
続いて、引っ越し祝い・新築祝いには相応しくないNG商品2選をご紹介します。
火を連想させるもの
引っ越し祝いで避けたほうがいいのが、「火を連想させるもの」です。
火事を連想させてしまうストーブやキャンドルなどは特に避けるようにしましょう。
また、赤いものも火事などをイメージさせてしまうため、引っ越し祝いには不向きです。
壁や柱に穴を開けさせてしまうもの
壁掛け時計など、壁や柱などに穴を開けないと設置できないようなインテリアグッズも、新居に傷がついてしまうので、プレゼントとしては相応しくありません。
そのほか、スリッパやマットは「踏みつけにする」という意味合いを持ち、失礼にあたる場合があるので、なるべく避けるようにしましょう。
まとめ
今回は、引っ越し祝い・新築祝いにおすすめのプレゼントや、引っ越し祝い・新築祝いのマナーと予算相場、お祝いの品には相応しくないNG商品などを詳しくご紹介しました。
友人や家族の引っ越し・新築祝いは、盛大にお祝いするためにも素敵なプレゼントを用意して相手に喜んでもらいたいものですが、マナーをきちんとわきまえておかないと、失礼にあたったり、相手に嫌な印象を与えたりする可能性もあるので、注意が必要です。
ご紹介した引っ越し祝い・新築祝いのマナーや、注意点、おすすめ商品などをぜひ参考に、友人やご家族の新生活を素敵な贈り物とともに、お祝いしてあげてくださいね。