健康・美容効果が高く、女性に人気のダークチョコレートですが、ダークチョコレートの正しい保存方法をご存じでしょうか?
ダークチョコレートは、比較的傷みにくい食品ではありますが、温度変化の影響を受けやすいので、保存方法を間違うと変質して風味が損なわれます。
また、チョコレートの形状によって保存適温が異なるので、正しい保存方法を知っておくことが大切です。
そこで今回は、ダークチョコレートの正しい保存方法と手順、チョコレートが劣化してしまう原因などを詳しくご紹介します。
ダイエット中のおやつや、健康・美容サポートにおすすめのダークチョコレートもご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ダークチョコレートの保存手順
まずは、ダークチョコレートの正しい保存方法と、手順を解説します。
以下の手順に沿って行いましょう。
1.アルミホイルでチョコを包む
ダークチョコレートを長期間保存する場合は、必ずアルミホイルで包みましょう。
ほとんどのチョコレートメーカーは、チョコレートをアルミホイル(銀紙)で包んで出荷しています。
というのも、アルミホイルで包むのにはちゃんとした理由があるからです。
■チョコレートをアルミホイルで包む理由
・ダークチョコの香りを保つため
・チョコレートの成分が変化しないようにするため
・虫よけのため
・チョコレートが溶けるのを防ぐため
・衛生的に保存するため
特に、チョコレートは光に弱いので、アルミホイルで包むことで遮光できます。
チョコレートの保存にはアルミホイルがもっとも優れているので、必ずアルミホイルを使いましょう。
2.ジップロックに入れる
チョコレートをアルミホイルで包んだら、ジップロックに入れます。
空気をしっかり抜いてからジップを閉めてください。
ジップロックに入れることで、防湿効果もあるので、カビやシュガーブルームも防げます。
3.野菜室へ入れる
ダークチョコレートをアルミホイルで包み、ジップロックに入れたら保存手順は完了です。後は野菜室へ入れましょう。
食べる時は、食べる15分前くらいから常温で戻しておくのがおすすめです。
ダークチョコレートは冷たいままだと、カカオの風味や味を感じにくいので、一度常温に戻しておくことで、美味しく食べられます。
【種類別】ダークチョコレートの保存方法
続いて、種類別にダークチョコレートの保存方法を見ていきましょう。。
・板チョコ
・生チョコレート
・ガナッシュ
・ボンボンショコラ
の4つに分けて解説します。
板チョコ(チョコレートバー)
板チョコや、チョコレートバーなどの一般的なチョコは、22℃以下での保存が推奨されています。
夏場以外であれば、常温保存で問題ありません。
ただし、暖房を付けている場合は室温が高くなるので、注意が必要です。
冬場、暖房を使用する場合は、別室で保管するか冷蔵庫に入れて保存しましょう。
また、直射日光や湿気はチョコレートの味や品質を低下させるので、常温で保存する場合は高温多湿の場所は避けてください。
生チョコレート・ガナッシュ
生チョコレートやガナッシュチョコレートの場合、中にクリームが含まれているので、そもそも長期保存には向いていません。
そのため、保存する際は必ず賞味期限を確認してください。
長期保存NG!賞味期限を要チェック
賞味期限内であれば、保存は可能ですが、出来るだけ早めに食べ切るようにしましょう。
保存する際は、10℃以下が基本です。
季節を問わず、必ず冷蔵庫に入れて保存してください。
ボンボンショコラ
中にウイスキーなどのお酒やアーモンドなどが入ったボンボンショコラは、16℃以下を目安に保存しましょう。
冬場などであれば、室温で保存しても大丈夫ですが、基本的には冷蔵庫での保存が適しています。
風味や品質の低下を防ぐためにも、冷蔵庫で保管しましょう。
ダークチョコレートの劣化原因
傷んだり、腐ったりすることの少ないダークチョコレートですが、保存方法を間違えると風味や質が低下してしまいます。
続いて、ダークチョコレートが劣化する原因を見ていきましょう。
急な温度変化
急激な温度変化は、ダークチョコレートの劣化に繋がる大きな原因の一つです。
高温の場所から、急に冷蔵庫に移すなどでチョコレートに急激な温度変化が生じると、ブルームと呼ばれる現象が起こりやすくなります。
ブルームとは、温度変化や湿気によってチョコレートに白い粉のようなものが浮き出る現象で、食べても問題はないのですが、風味が落ちたり、ざらざらとした食感になったりするので質の低下に繋がります。
美味しく食べるためにも、急激な温度変化は避けて、適正な温度での保存を心掛けましょう。
湿気
湿気も、ダークチョコレートを劣化させる原因です。
湿度の高い場所にチョコレートを置いておくと、チョコレートが水分を吸収するので、変色したり品質が低下したりします。
カビが発生する可能性もあるので、湿気の多い場所は避けましょう。
特に梅雨の時期などは湿気が多く、室温に放置しているとすぐに傷んでしまいます。
保管場所の湿度には十分気を付けてください。
直射日光
チョコレートは光に弱いという特徴があるので、直射日光も大敵です。
ダークチョコレートに直射日光があたると、光や熱で温度が上がってしまい、チョコレートが溶けたり、品質低下を招いたりします。
さらに、直射日光によってチョコレートの包装が変形したり、破れたりする可能性もあるので、直射日光のあたらない場所に保管しましょう。
一番安全なのは、冷蔵庫です。
ダークチョコレートの白い粉は何?
保存していたダークチョコレートに、たまに白い粉や斑点が付いていることはありませんか?
「腐っているの?」「もしかしてカビ?」などと驚いて捨ててしまう方も多いかもしれませんが、これはブルーム現象と呼ばれるもので、多くの場合カビではありません。
食べても体に害はないのですが、風味や口溶けなどの食感が損なわれるので、ブルーム現象を防ぐためにも、適切な温度・場所での保管が大切です。
食べれる!白い粉は「ブルーム」
また、ブルーム現象には2つの種類があります。
・ファットブルーム
・シュガーブルーム
ファットブルームは、ダークチョコレートに含まれるココアパウダーが温度変化によって浮き出して白い斑点になったものです。
一方、シュガーブルームは、チョコレートに含まれる砂糖が何らかの原因で溶け出し、再結晶化して現れるものです。
どちらも保存状況が大きく関係しており、急激な温度変化によって起こりやすいので、美味しく食べるためにも、急激な温度変化には気を付けましょう。
ダークチョコレートの賞味期限
一般的なダークチョコレートの賞味期限は、半年から1年ほどとなっていますが、チョコレートの種類や製造方法によっては、賞味期限が異なります。
賞味期限が過ぎたチョコレートでも食べられるとは言われていますが、風味や品質が劣化していたり、カビが発生していたりする可能性があるので、基本的には賞味期限内に食べきるようにしましょう。
特にナッツやフルーツ、生クリームなどが含まれたダークチョコレートは、水分が増えたり、他の食材が加わることで、通常の板チョコなどよりも賞味期限が短くなっています。
商品パッケージ記載の日にちを確認
期限内に美味しく食べるためにも、保存する前に商品パッケージに記載してある賞味期限の日にちを確認しておきましょう。
ちなみに、賞味期限と消費期限は意味が異なります。
・賞味期限:美味しく食べられる期限。賞味期限を過ぎたからといって食べられないわけではない
・消費期限:安全に食べられる期限。消費期限を過ぎた場合は、体に害を及ぼす危険性があるので食べないほうがいい
賞味期限は、その商品を美味しく食べられる期限なので、賞味期限を過ぎたダークチョコレートを食べても体に害はありません。
ただし、風味や品質は損なわれている可能性があるので、美味しく食べたいなら賞味期限内に食べることをおすすめします。
生クリーム入り・水分量が多い場合は注意!
また、生チョコレートやガナッシュなどの、生クリームが含まれたダークチョコレートや水分量が多いチョコレートは、賞味期限が短いので要注意です。
ガナッシュチョコレートだと、短ければ、2~3日、生チョコレートの場合、長くても1週間程度しか賞味期限がないので、開封したら早めに食べきりましょう。
ダークチョコレートのおすすめ商品
最後に、ダイエット中のおやつや、健康・美容サポートにおすすめの、ダークチョコレートをご紹介します。
有機にこだわった「クーベルチュールチョコレート」
今回ご紹介するのは、有機JAS認証の「クーベルチュールチョコレート」です。
アーモンド・いちじく・レーズンの3種類をご用意しており、素材は全て有機JAS認証を取得しているので、健康を気遣う方にも安心してお召し上がりいただけます。
アーモンド・いちじく・レーズンそれぞれに、美容に嬉しい成分もたっぷり含まれているので、お好きなフレーバーを選んでみてください。
・アーモンド:ビタミンEが豊富で抗酸化作用(しみ・シワ、老化の予防)におすすめ
・いちじく:食物繊維とミネラルが豊富で、貧血予防などに効果的
・レーズン:強い抗酸化作用、活性酸素を無害化する働きがあるポリフェノールや便秘の予防などの食物繊維などが豊富
また、カカオ含有率61%なので、程よい甘さで、甘いのが苦手な方でも食べやすくなっているところも嬉しいポイントです。
3種類全部が入った3袋セットもご用意しているので、この機会にぜひお試しください。
詳細はこちら
まとめ
今回は、ダークチョコレートの正しい保存方法と手順、チョコレートが劣化する原因などをご紹介しました。
ダークチョコレートは基本的に長期保存に向いた食品ですが、保存方法を間違えると、すぐに傷んだり、劣化したりするので注意が必要です。
美味しく食べるためにも、正しい保存方法を知って、風味や品質を損なわないようにしましょう。