梅雨が明け、いよいよ夏本番です。今年の梅雨は「過去最も早い梅雨明け」でした。また「梅雨の期間が短い」というのも特徴の一つだったようです。
一方、梅雨明けしたとたん、猛烈な暑さが続いていますが、今日は久しぶりに雨が降り、猛暑の一休みといった所でしょうか。とても涼しく紫陽花に雨粒が落ち、より美しさを感じます。
最近の職場においても連日、35℃~40℃をこえる現場で皆が水分を採りながら仕事に取り組んでいます。煎餅の焼成が仕事なので、暑くなるのは当然なのですが、それにしても冬場は暖かく快適な職場となるので温度差がかなりあります。
ちなみに私達が焼成している煎餅やクッキーは野菜やフルーツを使用した物が多く、体に良く手間もかかります。
フルーツ煎餅にいたっては、スライスをした物をすこし乾燥させ、生地の上に手で直接、載せて焼きます。
それぞれ焼きあがった煎餅に大きさや色などの特徴があり、完全に同じ物は焼けないので、それぞれ世界でたった1枚の煎餅となります。笑
難しいのでやりがいも感じられる仕事で、ちなみに見た目も美しく珍しい物も多いので、一部、貼り付けておきます。
ところで最近、私は焼成の仕事だけではなく、仕込みの仕事にも従事することとなりました。
会社に入社して長い間、ほぼ焼成の仕事に専念してきましたが他の仕事にも取り組ませて頂けるという事で、現在、非常に新鮮な気持ちでいます。
日々、多くの事を、ご教示して頂きながら、自分でも考慮しながらの仕事で覚えることも多いですが、自分の成長に繋がっていると実感しています。時には、不手際もありますが、そこは一つ反省をして、「失敗は成功のもと」と気持ちを切り替え、前向きに考えるようにしています。
粗相があると、周りの方に迷惑がかかりますので心苦しく感じる所ではありますが。仕込みの仕事に取り組むにあたって、まず大事な事は基本に忠実であることや、慌てず落ち着いて作業をする。
そして相談することで、こういったことは他の仕事でも共通するかもしれませんが、不慣れな仕事で改めて大切さに気がつきました。
そして、やはり手間がかかります。例えば、材料として使用する野菜のペーストは生野菜を、まずカットしてカッターミキサーにかけた後に煮込んで完成させます。
これに関しては、パートさんの力を貸して頂いているのですが、先日、人参のペーストを作っていたら面白いといいますか、非常に珍しい形の人参を見つけたので添え付けてみました。
それにしても、仕事に限らず難しい事や手間がかかる事が上手く出来ると、達成感を感じます。現在、まだ仕事が不慣れなので早く仕事に慣れて、自分でも考えて改善などにも着手していきたいです。
最後となりますが、7月も猛暑日が続きます。身体を崩さぬように気を付けることと、「土用の丑の日」には、鰻を食べて酷暑を乗り越えたいです。笑
余談となりますが、夏至から15日目を小夏と言い、ここから暑さも本格化して暑気に入ります。そして夏の激しい暑さを「大暑」、「酷暑」、「極暑」などと表現するそうです。
これは、7月22日頃にあたり、立秋の前、18日を夏の「土用」と呼び、土用の丑の日に鰻を食べると夏負けしないとされています。
鰻は価格が高いので、ドジョウでも良いかもしれません。鰻一匹とドジョウ一匹は同じ栄養価を持つと言われています。そのうえ鰻より脂質が9分の1も少なく、とてもヘルシーな食材と言えます。笑
いのてつ