Search our shop

健康・WELLNESS

ヴィーガン・グルテンフリー

ダイエット・ワークアウト

サステナブル

腸活

Wellness Tree ジャーナル

Wellness Tree ジャーナル vol.16 長良園での30年間

長良園に入って30年…
入社した頃は28歳、8年間専業主婦で、のほほんと過ごしてきた、世間知らずでとてもおとなしく、居るか居ないかわからないくらいだった私は、周りがずーっと年上の先輩ばかりで、毎日緊張し不安でいっぱいでした。厳しい先輩に何かと細かい事を言われ、泣いた事も…

当時、子供たちは長男が小学校一年生、長女は3歳で保育園に入ったばかり。家での内職に疲れ果て、8年ぶりに社会に出る事にしたのでした。
お菓子の製造という仕事は、想像していたものとは全く違い、まあまあの体力仕事で、覚えることもたくさんあり、修行、修行の毎日でした。

フルーツ並べ、機械に乗ってフルーツ載せ、煎餅に焼印を押す。これがなかなか難しくて習得するのにとても苦労しました。煎餅の焼成や鉄板拭き。クッキーやバーの成型、カット、焼成、フルーツのスライス、クリームを練ったり、お饅頭の焼成などなど…
包装課では、包装機、りんごライン、クランチ…色々な仕事をしました。



そんなこんなで、あっという間に30年経ちました。
昨年からのコロナ禍で、行楽関係がストップし、仕事が激減し休業もあり、とても厳しい状態が続きました。私の担当のりんご煎餅も出荷量が減り、昨年5月から11月に至っては、取引先の会社に派遣のような形で、半年間仕事に行きました。毎日、5人で名古屋まで車で通いました。とても大変でしたが、勉強になることもたくさんあり、今思えば貴重な体験をさせて頂いたと、とてもありがたく思っています

今年に入ってからも、まだコロナ不況は収まらず、クッキーやバーを焼成したり、毎日日替わりで様々な仕事をしました。
最近になってやっと少しずつですがりんご煎餅の生産が再開し、本業に戻りつつあります。

りんご煎餅は、スライスした生のりんごを生地に載せ、挟み焼きにしたお煎餅です。
爽やかな香りと甘酸っぱい味覚が特徴で、もし食べたことがない方がいらしたら、是非一度召し上がってみてください。
りんご煎餅は長野県産を使い、生食用りんごの生産途中で間引きされる「摘果りんご」を利用していて、今世界中で問題になっている食品ロス問題にも貢献しています。
今世界では食品生産量の3分の1に当たる約13億トンの食料が毎年廃棄されています。
食べ物を捨ててしまうのは、もったいないだけでなく、地球環境にも悪影響を及ぼします。
私も家庭での食材をもっとしっかり管理するなど身近なところから食品ロス削減を意識していけたらと思います。そんな食品ロス問題にも環境にも優しいりんご煎餅を、早くコロナが終息し、以前のように毎日たくさん生産し、多くの人に食べていただきたいです。

30年前、7歳と3歳だった子供達も、それぞれ家庭を持ち一人前の親になり、私も3人の孫の立派(?)な、ばあばになりました。
娘の子は3歳半の男の子。今、ウルトラマンにとてもはまっていて、いつもウルトラマンごっこの相手をしています。まさに、30年前の長男の再来です。
「ばあばはダダね!」と言って戦いを挑んできます。
そして、いつもスペシウム光線をあび、一撃でやられます。

週末に孫に会うのが、今の私の最大の癒し。一週間の疲れも一瞬で吹き飛んでしまいます。
可愛い孫たちが、元気一杯に安心して過ごせる、そんな毎日が早く来ますように…
明日も仕事、頑張ります‼

ばあばダダ